<レタスの栽培>
レタスは家庭栽培に適した野菜で最も作りやすい野菜のひとつです。レタスといえば普通結球するレタスをさしますが 最近は色々な品種のレタスの苗が販売されています。サニーレタス、ガーデンレタス、リーフレタス、チマ、サンチェ(焼肉菜)など 味も苦味があるものからないもの、また葉の形も様々の品種が出回っています。種から栽培することもできますが、苗から育てた方が短期間で収穫できるのでお薦めです。性質は強く丈夫で、半日陰の場所でも育ちます。またプランタでも十分に栽培することができます。4株も植えれば家族が食べきれないほどです。レタスの収穫は根から引き抜いてしまわないで大きくなった葉から収穫していき、また次から次と大きくなってくるので順次 収穫していきます。春植えと秋植えがありますが、レタスは涼しい気候を好むので秋植えの方が作りやすく温かい地方では晩秋から春まで 収穫することができます。春植えは関東では3月頃から苗を植えつけます。まだ相当寒い日もあるので寒冷紗で覆い防寒すると 霜から守られるだけでなく生育を早めることができます。春栽培では害虫に悩まされます。レタスの害虫は主にアブラムシです。関東では5〜6月が一番多く発生し葉と葉の間に生息しているのですが早めに見つけ駆除しないとあっというまに増えてしまいます。
<京ミズナの栽培>
関西でよく食べられている野菜で関東でも最近は店頭に出ています。すき焼きのように煮たり、おひたしや漬物としても 美味しいです。一番のおすすめはまだ柔らかいうちの生サラダです。水でそのままでもかまいませんが、さっと湯にとおしてから食べます。作り方はとても強く丈夫な野菜なのでいたって簡単です。苗でも売っていますが畑が広い場合は発芽がよく成長が早いので種から植え方が 経費も安く多くの収穫も望めます。種に水をかけた後乾燥しないようまた保温するためビニールで覆います。発芽し葉が少し大きくなった頃間引きしながら他のプランタや庭に植え替えます。
移植する場合は根を引き抜かないで土を落とさないようにして移植します。移植した後は根付くまで土が乾燥しないように注意します。根付いてしまえば後は肥料切れしないよう注意するだけで放っておいてもよく育ってくれます。プランタでの栽培では常に乾燥に注意しなければなりません。乾燥が続くと生育が悪いだけでなく茎が硬くなってしまいます。水菜の害虫は少なくアオムシやクロムシなどチョウの仲間の幼虫が時々見かける程度です。よく観察して見つけ次第駆除します。京ミズナは大きくなると次第に茎や葉が硬くなってくるので 早めに収穫しましょう。
<春菊の栽培>
春菊は種から栽培し、株間を10センチ程度になるよう間引きしながら移植をします。移植しても性質は強いので乾燥しないように注意すれば元気に成長します。 冷涼な気候を好むので秋の方が栽培しやすいですが、春は栽培する場合はまだ涼しい早い時期に栽培しとうが立つ前に収穫した方がよいと思います。 草丈が15センチ程度になったら5枚ほど葉を残して上部を摘み取って収穫します。 やがて脇芽が伸びてきますので再び収穫します。酸性土壌では良く育たないので栽培する前に苦土石灰を入れて中和させておきましょう。 肥料はタップリ入れておきましょう。春菊も害虫が少ない野菜で生育も早く病気にも強い野菜です。
<ネギの栽培>
ネギの栽培は種から栽培しようとするととても時間がかかってしまいます。そこで春に売り出される苗や大きくなった根ネギ(根がついたネギ)を植えて栽培した方が 早く簡単に収穫することができます。ネギはとても生命力が強く、植えて水さえたっぷりかけてあげればすぐに成長し始めます。ある程度成長したら土をもって白い部分を長くしていきます。収穫する時は根から掘り出さず根のほうを5センチほど残して収穫すると また成長し始めます。ネギは毎日の食生活に欠かすことができない野菜ですのでぜひ栽培してみましょう。ただ市販されているよりは 硬くなりやすいので工夫しましょう。
ネギの害虫は5〜6月ころ黒いアブラムシが多く発生します。アブラムシは葉を食害するのではなく、汁を吸って いるので見た目では害は感じられませんが生育が劣ってしまうので早めに駆除しましょう。ネギは酸性土壌を嫌うので栽培する前に苦土石灰を入れてよく耕しましょう。
<シソの栽培>
シソには2種類あって梅干しの色づけに使う赤ちりめんシソと天ぷらや薬味などに使う青ちりめんシソです。庭やプランタの栽培では耕作面積が狭いので一般に青ちりめんシソを栽培しています。シソは種からでも容易に栽培できますが、それほどたくさん必要としないので苗を1、2本購入して栽培した方が 楽です。乾燥を嫌うので根元にワラや刈り草を敷いて水分の蒸発を防ぎましょう。背丈が50センチ程度に成長したら下葉から順に摘み取って収穫します。
シソはとても丈夫で病気にもならず害虫も匂いが嫌いなのか寄ってきません。
<ニラの栽培>
ニラは一度栽培すれば毎年収穫できる便利な野菜です。土質は排水の良いところを好みます。ニラは春先に売り出される苗を購入して植えますが、乾燥しすぎないよう 潅水に注意します。苗を植えてから2ヶ月くらいで大きくなるので収穫します。収穫は根を掘りさず株元を10センチほど残して収穫します。ニラは驚くほど成長が早く、刈り取ったところからまた新しい芽がでてきて葉が伸びてます。1ヶ月ほどでまた収穫できるほどです。収穫しないで葉が伸びるままにしていると硬くなってしまうので柔らかいうちに収穫しましょう。それでも3年位たったら葉が硬くなってくるので株分けしましょう。ニラは害虫が少なく病気にも強いので栽培しやすい野菜です。
<オカヒジキの栽培>
オカヒジキは関東の店では見かけませんが田舎からよく送ってもらったのが美味しかったので種を探して栽培しています。発芽率があまりよくないので種を蒔いた後は乾燥に注意すれば発芽後は丈夫育ってくれます。種を蒔くときは密集するように蒔き10センチ程度に伸びてきたら先のほうをはさみなどでカットして収穫します。続けて成長してくるので何回か収穫することができます。オカヒジキはおひたしでからし醤油で食べると美味しいです。
<インゲンの栽培>
インゲンは育てやすいマメ科の野菜です。種から栽培しましょう。品種にはつるなしとつるありがあり 一般にはつるありが栽培されます。酸性の土壌を嫌うので2週間位前までには苦土石灰をまいて中和しておきます。種は1か所に4粒ずつ20センチ間隔で点まきし、土をかけて潅水します。発芽してきたら良い苗だけ2本を残して はさみでカットして間引きます。ポットに種を植えて発芽させ苗が少し大きくなってから移植してもかまいません。 つるが伸び始めたら高さ2mの支柱をたててつるを誘引しはわせます。実が15センチ程度になったら収穫します。インゲンなどマメ科は連作を嫌うので毎年違う場所に植えるようにします。プランタ栽培の場合は土を入れ替えましょう。
<キュウリの栽培>
キュウリは苗を購入した方が栽培が容易です。キュウリは連作ができないので、昨年と違う場所に植えるか、少し 割高ですが節木苗(連作可能な野菜の幹に挿したもの)を購入すれば土壌障害が少なくなります。株間は40センチ 位にして定植します。苗を植える前に元肥をたっぷりと施し、乾燥防止にビニールマルチをした方が安全です。 ツルが伸びてきたら支柱を建てひもで結んで誘導します。
<ピーマンの栽培>
ピーマンはナス科の野菜なので同じナス科のトマトやナスなどを昨年栽培した場所には連作を嫌うので避けましょう。ピーマンの苗は春に売り出されるのでそれを購入して定植します。株間は40センチ程度にとります。大きく伸び始めたら支柱を建てて支えます。土が乾燥すると生育が悪くなるのでワラや枯れ草又はビニールマルチをして時々 潅水します。一番花が咲き始めたら下の脇芽2本だけ残してその下の脇芽は全部取ります。果実はあまり大きくなる前に収穫しましょう。5〜6月にはアブラムシが若葉に寄ってきます。 早めに駆除しないと短期間で増えてしまい駆除が大変になるだけでなく苗の生育がいじじるしく衰えてしまいます。
<ナスの栽培>
ナスは苗をこうにゅうして栽培します。ナスの品種も色々あり、形が長いものや丸いものなどがあります。株間は50センチ位とり、底に元肥を入れたあとマルチして定植します。株には支柱をたてて支えます。大きくなってきたら脇芽は欠き三叉仕立てにします。初期は茎を大きくするために実はかきとり、茎が充分大きくなってから実らせるようにします。肥料切れするとナスの皮が硬くなるのでビニールマルチの周りに追肥をします。連作はできないので毎年違った場所で栽培し、プランタの場合は土を入れ替えましょう。
害虫は主にアブラムシでまだ柔らかい新芽を好んで集まってきます。早めに駆除しないと生育が阻害されます。またニジュウヤホシテントウ(テントウムシダマシ)という星がたくさんあるテントウムシの仲間も葉を食害し、放っておくと 全部の葉が食い荒らされます。
<トマトの栽培>
トマトは病気に犯されることが多く栽培が難しい野菜です。庭やプランタ栽培にはミニトマトの方が丈夫で栽培が 容易なのでおすすめです。春になると苗が売り出されるので苗を購入して定植します。最近は色々な品種のミニトマトが売られているので 好みのものを選んで購入します。支柱を立てて支え、脇芽を欠き取り主枝を一本にして育てます。実がなり始めたら 不良な実は摘み取り良い実だけを太らせます。
ミニトマトはトマト栽培と違い、病気もあまりなく、害虫の被害も少ないので栽培しやすいのです。ただ背丈もかなり大きくなるので
<ニガウリの栽培>
ニガウリの栽培は種からでもできますが、5月頃売り出される苗から始めると楽に栽培できます。つる性なので支柱を建てますが3株位植えれば夏のすだれとして窓際に作れば風流も楽しめます。栽培の季節が暑い夏でもあり、またツルや枝が相当長くなるので乾燥を防ぐためにビニールマルチをおすすめします。ニガウリの実は黄色くなる前に30センチ程に大きくなったら収穫します。苦味があるので 料理には工夫が必要ですが、卵と一緒に油で炒めても美味しいです。害虫は寄り付かずまた病気にもならないので栽培が楽にできます。栽培期間が長いので 肥料切れにならないよう充分施しておきましょう。
<カブの栽培>
カブには多くの品種があり、大きさも大カブ、中カブ、小カブがあります。家庭菜園では中カブと小カブが 適しています。高温に弱いので春早めに種を蒔き育てます。秋は夏が終わってから種を蒔きます。日当たりのより場所で良く育ち排水性がよく、有機質を含んだ土地で良く育ちます。酸性土壌を嫌うので 種を植える前に苦土石灰をほどこしておきます。発芽し生育し始めたらカブ間10センチになるよう間引いていきます。カブは病気も多く、害虫の被害も多いので栽培が難しい野菜です。特に連作に弱く同じところで栽培すると病気が多くなり収穫が望めません。大きくなりすぎるとすがはいったり、ひび割れを起こすので早めに収穫します。
<ニンジンの栽培>
ニンジンは冷涼な気候を好むので春なら早い時期種を蒔き栽培します。発芽が難しく種を蒔いたら乾燥しないようワラでマルチしたり散水に努めます。発芽してきたら間引きながら育てていきます。ある程度大きく成長してきたら土寄せし追肥をします。害虫はアゲハの幼虫です。葉を食い荒らすので良く観察して見つけ次第ピンセットなどで駆除しましょう。
<東菜の栽培>
東菜は今年初めての栽培をしてみました。種を植え元気よく育っています。味はあっさりでおひたし等にして食べれば美味しいです。
<ミニダイコンの栽培>
ダイコンは色々な品種種があり、プランタ栽培ならミニダイコンや二十日ダイコンが適しています。種を植え発芽してきたら生育の良いものだけを間引きながら残していきます。ある程度大きくなったら土寄せし 追肥します。首の部分が土から見えるようになったら収穫します。遅れるとすが入ってしまうので早めに 収穫しましょう。害虫はダイコンの葉を好むので色々な昆虫がやってきます。早めに駆除しないと葉を食い荒らされてしまいます。とくにチョウの仲間の幼虫に気をつけましょう。
<ダイコンの栽培>
親戚を訪問した際に庭の畑で栽培したダイコンをいただいたのですが、それがみずみずしくてとても美味しかったのです。我が家でも栽培してみようとダイコンの品種は「青首の総太り」とのことなので早速購入し、秋の9月初めに庭に植えてみました。ダイコンの品種の中では一番高かったのできっと人気の高い品種なのだと思います。種を残してももったいないと間引きして食べるつもりで沢山の種を植えました。ダイコンはとても発芽率がよく、どんどん芽が でてきました。生育もよく、間引きして食べながら12月の初めには食べれるほどの大きさになってきました。この品種はとう立ちが遅いらしく、冬でも美味しいということでした。私が住んでいるところは冬になっても雪は降らないのでこれから冬にかけて食べていく予定です。ただ夜間は相当冷えるので凍らないように土寄せしたり、寒冷紗で覆ったりしています。寒い地方では晩秋までに収穫し、漬物として利用するか、畑を掘って土で埋めておけば雪が降っても 冬に食べていけるようです。秋に栽培したせいか害虫はアオムシが少しつく程度だったので楽でした。ダイコンの栽培は春は害虫も多く、とうも立つので難しいようです。
<ホウレンソウの栽培>
ホウレンソウは暑さに弱く冷涼な気候を好むので秋の栽培に適しています。酸性土壌に弱いので栽培する前にあらかじめ苦土石灰を 施しておきましょう。ホウレンソウの種は硬いので一夜水につけておいてから蒔いたほうが発芽しやすくなります。また種を蒔いたら乾燥しないように注意します。発芽したら込み合っている所から間引きしていきます。 20センチ位に成長したら収穫していきます。春はとう立ちする前に早めに収穫しましょう。ホウレンソウにも色々な品種があるようなので丈夫で育てやすいものを選びましょう。ホウレンソウ栽培で一番難しいのは発芽がしにくい点にあります。そのことを考慮して 種は多めに蒔いておきます。プランタやポットに蒔いて発芽させることもできます。 その場合は移植に注意します。苗をそのまま引き抜いてしまうと細い根が切れてしまうので 小さな移植ゴテを使って土ごと移植します。移植する前に散水しておき土を湿られておきます。このような方法を使うと移植の難しい葉野菜も移植することができます。
<チンゲンサイの栽培>
チンゲンサイは中国野菜の代表的な野菜で炒めものやおひたしでも美味しく食べることができます。とても丈夫な野菜で暑さにも寒さにも強く温かい季節ならいつでも栽培できます。日当たりがよく排水性の良い場所が 適しています。種を蒔き発芽したら込み合った所を間引いていきます。株間は10〜15センチ位で、15センチ位に成長したら収穫します。春はとう立ちする前に収穫しましょう。 チンゲンサイの害虫は主にチョウやガの幼虫でよく観察して駆除しますが、ヨトウムシのように 土の中に隠れていて夜になると活動するのもいるので害を発見したら苗の周りの土を掘り起こして見ましょう。チンゲンサイの栽培でとても有効なのが寒冷紗を使うことです。害虫も近寄れなくなるだけでなく野菜も柔らかく葉も大きく生育します。
<アサツキの栽培>
アサツキは本来は山菜で寒い地方では春の訪れの雪解けと共に芽をだしてきます。小さい頃はよく近くの山へいって たくさん採ってきたものです。それを母親はおしたしにしてくれてよく食べました。香りがとてもよく雪解けの ところに育つアサツキはとても柔らかいのです。最近はよくお店でアサツキの球根が売られています。秋に出回るので 秋に購入し庭やプランタに植えておきます。春に芽が出てくるので10センチ程になったら収穫し、おひたしや味噌合え で食べましょう。やがて大きく成長すると硬くなってくるのでそのまま栽培し晩春の頃には球根が大きくなるので 球根を収穫するようにします。球根は辛みがありますが味噌をつけて食べると暑い季節の食欲増進になります。残った球根はまた秋までとっておけば購入の必要がなくなります。
<ソバの栽培>
室内でのソバの葉栽培も他のところで紹介していますが、温かい季節(20度以上)は庭やプランタでの栽培できます。種は最近では普通の店でも売っていますが、種専門店で袋で注文します。種はアサガオのような形をしていて硬いので 室内栽培と同じように3日ほど水につけておいて発芽をうながしてから土に植えるようにます。室内栽培では 種は密集するほど蒔きますが、屋外での栽培は少し離して蒔きましょう。また室内と違って 発育は遅いですが、葉は大きく育ちます。背丈が30センチにもなればすぐ花が咲いてきますが、茹でておひたしに すれば柔らかくいただくことができます。ソバは血液に良いとのことで毎日食べても良い健康野菜です。
<ツルムラサキの栽培>
ツルムラサキは今年初めて栽培したのですが、その生命力には驚かされます。種を購入し植えてみたところ3週間ぐらいで芽がでてきました。そのまま放っておいたらアサガオのようにツルと葉だらけになってきました。妻は腸にもいいらしく毎日食べています。あまりにも増えるので少しだけにしようと伐採しました。ところが3日ほどそのまま太陽に当てても乾燥しないでそのままなのです。アサガオなど他のツル性の野菜や植物はツルを切ったらすぐしおれてしまうのに驚くべき生命力です。まだ栄養のほうは調べていないのですがこの生命力は健康によさそうです。料理はおひたしなどでいただきます。
<京菜の栽培>
この野菜もとても強く肥料と太陽が当たるところであれば 楽に栽培できる庭野菜に適しています。とても増えるので苗は ひとつだけでも大丈夫です。収穫は根から掘らないで葉だけを 切って食べていきます。葉を収穫しても次から次と新しい葉が伸びてきて 続けて収穫でします。春はとうがたつので秋栽培に適しています。雪の降らない地域でしたら冬も収穫していけます。
Writer is S.Suzuki
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